私たちの活動について
一般社団法人 西宮青年会議所

第18回 坂本 龍佑

坂本 龍佑

西宮市議会議員・芦屋サンクスホーム

西宮青年会議所入会:2023年度
2026年度役職:拡大育成委員会 副委員長

JCに入ったきっかけ

お世話になっている方からお声がけをいただいたことが、入会のきっかけです。それまで西宮JCの活動については、在籍歴のある知り合いから少し聞くぐらいのことで、詳しく知る機会はありませんでしたが、せっかくいただいたご縁を大切にしたいと思い、入会を決めました。

自分の仕事

西宮市議会議員として、2022年に初当選し、現在2期目。市議会の中でも2番目に若い議員として活動しております。

私が政治活動を通じて実現したいのは、誰もが挑戦する機会を持ち、努力が報われる公平な社会です。

もちろん、困っている人を支えることは行政の大切な役割です。しかし、支援を充実させるだけでなく、一人ひとりが自分の力を発揮し、前向きに生きられる社会をつくることも重要だと考えています。

また、少子高齢化や人口減少が進む中で、今の暮らしを豊かにすることはもちろんですが、子どもたちの世代に負担を先送りしないことも政治の責任です。

私自身、民間企業での勤務や不動産会社の経営を通じて、常に限られた資源の中で成果を生み出すことの大切さを感じてきました。政治においても、これまでの常識や慣習にとらわれず、本当に市民のためになる政策を実現していきたいと考えています。

今を生きる人も、これから生まれてくる人も、西宮に住みたい・住んでよかったと思えるように。「日本一住みたいまち・西宮」の実現を目指して活動しています。

JCで学んだ事

私がJC活動を通じて最も学んだことは、人との関わり方、そして人を動かすことの難しさです。

私はもともと理屈っぽい性格で、物事の合理性や意味を重視する傾向にあると思います。何かに取り組む際にも、それをする目的は何か、どのような成果につながるのかを考えます。人との関係においても、正しいことを論理的に伝えれば、相手は理解し、納得して動いてくれるものだと思っていたところがあります。

しかし、JC活動を通じて、それだけでは人は動かないということを学びました。

JCには、年齢も職業も価値観も異なるさまざまな人が集まっています。それぞれが仕事や家庭を持ち、限られた時間を使って活動しています。会社のような雇用関係があるわけでもなく、報酬を目的に集まっているわけでもありません。どれだけ正しいことを言っても、相手が納得し、自分から協力したいと思ってくれなければ、物事は前に進みません。

だからこそ、相手を動かそうとする前に、まず相手のことを知る必要があるのだと感じるようになりました。

その人がどんな仕事をしていて、どんな経験をしてきたのか。何を大切にし、何に喜びを感じるのか。相手のことを知れば、その人の考え方や行動への理解が深まります。そして、相手に好かれようとするのではなく、まず自分から相手に興味を持ち、好きになる。そうした姿勢が、信頼関係を築く第一歩なのだと思います。

連絡一つをとっても同じです。何を伝えるかだけでなく、いつ、どのような言葉で伝えるのか。相手の状況や気持ちを考え、自分がどう伝えたいかではなく、相手がどう受け取るかを意識する。理屈だけでは説明できない、こうした小さな積み重ねが、人との関係をつくっていくのだと学びました。

(2026年度の拡大育成委員会での懇親会の様子)

また、JCには、人として心から尊敬できる方がたくさんいます。

中でも私が特に尊敬するのは、行動力のある方々です。

どうしても、行動する前にその意味や成果を考えてしまいがちですが、考えている間に行動の機会を逃してしまうこともあります。一方、尊敬する先輩や仲間たちは、必ずしも自分にとっての損得や合理性だけで判断しているわけではありません。誰かのためになると思えば、まず動いてみる。その行動が周囲の信頼を生み、また新しい人とのつながりをつくっていくのだと感じています。

そうした方々と出会う中で、仕事で成果を上げることと、人として尊敬されることは、必ずしも同じではないと考えるようになりました。

仕事では、報酬や役職、契約といった仕組みによって人が動く場面も多くあります。しかし、そうした関係を離れたとき、自分のためにどれだけの人が力を貸してくれるのか。逆に、自分はどれだけの人のために、見返りを求めず行動できるのか。

JCでは、こうした問いと向き合う機会が数多くあります。

これは、議員という立場にある私にとって、特に大切な学びです。

議員として活動していると、ありがたいことに、多くの方から丁寧に接していただく機会があります。しかし、それは必ずしも私自身が人として信頼され、尊敬されているからではなく、「議員」という立場に対して接していただいている部分もあるはずです。

だからこそ、その立場を離れたとき、自分はどのような人間なのかを考えなければならないと思っています。

議員という肩書きがあるから話を聞いてもらえることと、一人の人間として信頼され、協力してもらえることは違います。自分の考えが正しいと信じていても、それを一方的に伝えるだけでは人は動きません。相手を理解し、信頼関係を築き、この人と一緒に何かを実現したいと思ってもらえるような行動を重ねることが必要なのだと感じています。

こうした学びは、政治家としての活動だけでなく、不動産会社の経営にも通じています。仕事においても、お客様や取引先、共に働く仲間との信頼関係が欠かせません。JCで学んだことが仕事に活き、仕事での経験がJC活動に活きる。私にとって、JCと仕事は決して切り離されたものではありません。

(2024年度、広報事務局のメンバーと共に)

一方で、JC活動を続けることは、時間の使い方についても考える機会になりました。

私自身、議員活動と会社経営を両立しながら、家庭では3人の子どもたちの父親でもあります。そこにJC活動が加わると、当然ながら時間は限られます。何を優先し、何に自分の時間を使うのか。自分がすべきことは何か。限られた時間の中で成果を出すために、日々考えなければなりません。

特に、家族との時間を大切にしながらJC活動を続けることは簡単ではありません。しかし、こうした経験を通じて、時間を効率的に使うことだけでなく、自分にとって本当に大切なものは何かを考えるようになりました。

仕事で成果を上げることや、社会的な評価を得ることも大切です。しかし、本当の意味で豊かな人生とは、どれだけ多くの人から信頼され、どれだけ多くの人を大切にできるかということにもあるのではないかと考えるようになりました。

まだまだ理屈が先に立ち、行動を制限してしまうこともありますが、だからこそ、これからもJCでの出会いや経験を通じて、人としての成長を続けていきたいと思っています。

(2025年度、戦略総務委員会のメンバーと共に)