第17回 二橋 俊輔

二橋 俊輔
株式会社飛燕
西宮青年会議所入会:2016年
2026年度役職:専務理事
JCに入ったきっかけ
JCに入ったきっかけは、当時の会社の先輩から声をかけてもらったことでした。 最初から「JCでこんなことがしたい!」という明確な目的があったわけではありません。 ただ、せっかく声をかけてもらったなら「とりあえずやってみよう」と一歩踏み出したことが始まりでした。 入会後も同じで、「一緒に行こう」と誘ってもらってASPACへ参加したことをきっかけに、出向や海外のJCメンバーとの交流へと活動の幅が広がっていきました。 あの時誘ってくれた人がいなかったら、そして自分が「行ってみよう」と思わなかったら、今とはまったく違う人生になっていたかもしれません。 だからこそ今は、自分が誰かに「一緒に行こう」「やってみよう」と声をかけることも大切にしています。

(入会した年に行ったASPAC高雄大会のマカオナイトにて:2016年)
自分の仕事
西宮青年会議所に入会した当初は、生命保険募集人として仕事をしていました。 転機となったのは、2022年の日本青年会議所への出向です。そこでの出会いや経験をきっかけに、新たに結婚相談所の事業を始めました。 さらに、2023年の出向ではベトナムとのつながりが生まれ、それをきっかけに株式会社飛燕を設立。現在は、企業のベトナム進出支援や飲食店に関わる事業など、さまざまな仕事に携わっています。
一見するとバラバラな仕事に見えますが、共通しているのは「人と人をつなぐこと」です。 人との出会いから新しい仕事が生まれ、そのつながりがまた次の挑戦へと広がっていく。 振り返ってみると、今の仕事の多くはJCでの出会いや経験がきっかけになっています。 JCで得た人とのつながりは、仕事だけでなく、自分自身の可能性を広げるきっかけにもなったと思っています。

(近畿地区協議会GTS事業inベトナムここからベトナムとのつながりが始まりました。:2023年)
JCで学んだ事
JCに入会して11年。本当にたくさんのことを経験し、多くのことを学ばせていただきました。
その中でも、一番大きかったのは「まず一歩踏み出してみること」の大切さです。
JCには、例会や事業だけでなく、出向、各種大会、国際交流など、本当にたくさんの機会があります。
ただ、どれだけ素晴らしい機会があっても、自分から一歩踏み出さなければ、何も始まりません。
私自身、最初から積極的に何でも挑戦していたわけではありません。
先輩や仲間から「一緒に行こう」と誘ってもらい、「せっかくやし行ってみようかな」と参加したことが、次の出会いや挑戦につながっていきました。
特に、海外でのJC活動や日本青年会議所への出向は、自分の価値観を大きく広げてくれた経験です。
それまで知らなかった世界に触れ、さまざまな地域で活躍する仲間と出会い、自分とは違う考え方や生き方を知ることができました。
振り返ってみると、人生の大きな転機は、意外と小さな「行ってみよう」「やってみよう」から始まっていたように思います。

(京都会議にて北野武氏を講師にフォーラムを開催した時:2025年)
もう一つ、JCで学んだのは「人とのつながりの大切さ」です。
そのことを強く実感したのが、2018年に参加したマレーシアのJCIクアラルンプールの理事長交代式でした。
帰国する際、空港でのチェックインが遅くなり、預け入れ荷物を飛行機に載せられなくなるというトラブルがありました。
結局、他の西宮メンバーには先に帰国してもらい、私一人が全員分の荷物を日本へ送るため、現地に残ることになりました。
そんなときに助けてくれたのが、現地のJCメンバーでした。
荷物の配送を一緒に手伝ってくれただけでなく、延泊するホテルまで手配してくれ、滞在中はマレーシアのいろいろな場所へ連れて行ってくれました。
国も言葉も違う、出会って間もない私のために、そこまで親身になってくれたことが本当にうれしく、今でも忘れられない経験です。
この出来事を通じて、JCには国境を越えて助け合える仲間がいることを実感しました。
そして、トラブルから始まった思いがけない延泊が、結果的には新しい出会いやつながりを深める貴重な時間になりました。
この経験が、その後の国際交流や出向への挑戦につながる、大きなきっかけの一つになったと思っています。

(まだ飛行機に乗り遅れると知らない、JCIクアラルンプール理事長交代式にて:2018年)
もちろん、人とのつながりの大切さを感じるのは、海外での経験だけではありません。
JCには、経営者もいれば会社員もいて、仕事も年齢も考え方も違う、さまざまな仲間がいます。
普段の生活や仕事だけでは出会わなかったであろう人たちと出会い、一緒に悩み、考え、ときには意見をぶつけ合いながら、一つのことを創り上げていく。
自分一人では思いつかなかったアイデアが生まれたり、自分にはできないことを仲間が実現してくれたり。
そんな経験を重ねる中で、一人でできることには限界があっても、仲間と力を合わせれば、できることの幅は大きく広がるのだと感じました。
また、JCでは自分の得意なことばかりを任されるわけではありません。
仕事では避けてきたような役割や、これまで経験したことのないことに挑戦する機会もあります。
もちろん、うまくいくことばかりではありません。
思いどおりに進まなかったり、考え方の違いに悩んだり、ときには失敗することもあります。
それでも、そうした経験を通じて、自分に足りないものに気づき、少しずつ成長できたのではないかと思っています。

(ASPAC熊本大会のジャパンナイトで縁賞を受賞した時:2018年)
そして、11年間活動してきて、もう一つ大切だと感じていることがあります。
それは、「人の背中を押すこと」です。
自分自身、これまで多くの先輩や仲間に声をかけてもらい、さまざまな経験をすることができました。
もし、あのとき誘ってもらっていなければ。もし、あのとき参加していなければ。
今の仕事も、今の人間関係も、きっと違ったものになっていたと思います。
だからこそ、今度は自分が誰かに「一緒に行こう」「やってみよう」と声をかける側でありたいと思っています。
自分が経験してよかったことを、次の誰かにも経験してもらう。その人がまた別の誰かを誘い、新しい挑戦につながっていく。
そんなつながりが自然と生まれることも、JCの面白さの一つだと思います。
もちろん、11年間ずっと楽しかったわけではありません。
仕事との両立が大変な時期もありましたし、「なんでこんなにJCに時間を使ってるんやろ?」と思ったこともあります。
それでも続けてきたのは、ここでしか出会えなかった人がいて、ここでしかできなかった経験があり、その一つひとつが自分にとって大切なものになっているからです。

(ベトナムのJCIサウスサイゴンの14周年式典であいさつの機会をいただきました:2024年)
一方で、JCは入会しているだけで何かが変わる場所ではないとも思っています。
どれだけ多くの機会があっても、それをどう活かすかは自分次第です。
同じ経験をしても、何を感じ、何を学び、その後どう行動するかによって、得られるものは大きく変わります。
これはJCに限らず、仕事でも日常生活でも同じことだと思います。
知らない人に声をかけてみる。
行ったことのない場所へ行ってみる。
やったことのないことに挑戦してみる。
これまで知らなかった世界に目を向けてみる。
最初の一歩は、そんな小さなことで十分だと思います。
その一歩がどんな出会いや経験につながるかは、実際に踏み出してみないと分かりません。
私自身も、まだまだ知らないこと、経験していないことがたくさんあります。
これからも新しいことに挑戦し、さまざまな人との出会いを楽しみながら、自分自身の可能性を広げていきたいと思っています。
そして、これまで多くの人にきっかけをいただいてきたように、今度は自分も、誰かが新しい一歩を踏み出すきっかけをつくれる人でありたいと思います。

(阪神7青年会議所の同期専務たちとの懇親会にて:2026年)















