第16回 鷹野 伸

鷹野 伸
西宮市議会議員
西宮青年会議所入会:2019年
2026年度役職:副理事長
JCに入ったきっかけ
お世話になっている方の紹介で、会員が営む飲食店を訪れ、そこで異業種交流会にお誘いいただきました。西宮JCは、その前年に花火大会を復活させて注目を集めており、興味はあったのですが、経営者が集まる団体という印象が強く、私には無縁の世界だと思っていました。交流会や先輩方とのお話を通じて、政治家も含めて多様な職種の方が集まっていること、長年にわたってまちに貢献する事業を多く展開されてきたことを知り、入会を希望しました。
自分の仕事
地元の西宮市で、市議会議員の職をお預かりしています。2019年に初当選して現在2期目、特定の政党や組織の支援を受けない完全無所属の若手市議として、日々奮闘しています。
いま、全国の自治体は大きな転換期にあります。高齢化の進行により医療・介護分野の支出が増大し、老朽化したインフラや公共施設の修繕・更新にも多額の費用を要する一方、人口は減少局面に入り、収入の大幅な増加を見込みにくいのが現状です。ライフスタイルや価値観が多様化し、行政サービスのニーズも広がる中で、持続可能な自治体運営を実現するには、既存の業務や従来の手法を抜本的に見直さなければなりません。大好きな地元・西宮を次代に引き継いでいくため、民間企業で勤務した経験も活かしながら、行政改革や教育・子育て分野を中心に政策提言を重ねています。
JCで学んだ事
近年、組織や活動の変革が進み、仕事や家庭との両立が図りやすくなったとはいえ、JC活動に一定の時間や労力が必要となることは否めません。JC活動に取り組む意義を自分の中で言語化できていなかった頃に、「あ、活動を続けてみるのも良いかもな」と思えたのは、先輩が口にした「JCは”大人の部活動”だよ」という一言がきっかけでした。
学生時代、部活動に対して「これをやってどんなメリットがあるんだろう」とか、「こんなに時間をかける意味があるのだろうか」と考えることは、あまり無いはずです。スポーツでも、音楽でも。より良いプレーやパフォーマンス、大会での結果。自分たちの信じる理想や目標に向けてただひたすら努力する。利害を超えた関係性で、共にひたむきに取り組むからこそ、一生ものの仲間ができる。それが部活動の素晴らしさでした。
JCは「明るい豊かな社会の実現」という壮大な理想を掲げ、まちのために、地域の青少年のために、たくさんの事業を展開します。そこに本気で取り組むからこそ、大人になってからはなかなか築くことのできない、深い人間関係が生まれるのだと思います。当初はJCの掲げる理念や活動に共感して入会した私でしたが、ここで出会った多くのメンバーとの絆こそが、一番の財産となっています。

(入会当初、同期メンバーでの懇親会の様子)
入会してから8年間、様々なご縁をいただき、多くの役割を経験してきました。中でも2023年度に広報渉外委員長を務め、JC活動へ主体的に取り組む機会をいただいたことは大きな転換点で、現在は副理事長として組織全体の運営に責任を持つ立場となりました。
本格的に活動すればするほど、JC活動はただ楽しいだけのものではなくなります。追い込まれた時には、どうしても自分の弱さが出てしまい、周囲のせいにしてみたり、自己嫌悪に陥ったりしたことも、一度や二度ではありません。でも、そんな面をさらけ出すことができるのも、JCならではの環境です。JCのメンバーは全員が40歳以下で、まだまだ未熟な人間同士だからこそ、ぶつかり合い、語り合い、成長できる。そのことを、年々、深く実感するようになりました。

(2023年度、一緒に活動してくれた委員会のメンバーと共に)
自分の欠点に気付くことは、成長の第一歩です。もし、JCに入っていなかったら、私は、自身を有能な人間だと勘違いしていたかもしれません。ましてや「議員」という存在は、来賓として行事にお招きいただいたり、市役所の職員さんから丁寧に接していただいたり、自分が「偉くなった」と錯覚してしまいかねない立場にあります。それは、経営者や士業など、多くの会員に共通することかもしれません。
青年会議所は、日本で76年の歴史を有する組織です。これだけ長くの間、活動が続けられてきたのは、人と人がつながり、高め合うための仕組みが確立されているから。そこには、仲間と共に挑戦し、学び、成長する、40歳までに経験しておきたいさまざまな機会があります。だから、JCは”大人の部活動”なのだと思います。
会員の中でも在籍年数の長い立場となり、これまでの経験を後輩たちに伝えていく役割も求められるようになってきました。卒業までの残り4年間、自分自身の活動はもちろん、次の世代に価値を継いでいくことも意識しながら、有意義な日々を重ねていきたいと思います。

(2026年度、国際担当副理事長として携わったASPACブース出展)















