第10回 坂本将則

坂本将則
三日月建設株式会社
西宮青年会議所入会:2023年度
2026年度役職:常任理事
JCに入ったきっかけ
大阪の勤め先を辞めて、実家の会社に戻ってきてしばらくしたタイミングで、会社同士でお付き合いのあるJCの先輩に異業種交流会にお誘いいただいたことをきっかけに入会しました。
自分の仕事
会社は総合建設業、いわゆるゼネコンで、新築・増改築工事からリフォ-ム・修理修繕まで、また住宅・オフィス・工場など様々な用途の建物にワンストップで取り組んでいます。
一方、私自身はずっと建築設計・建築デザインの仕事をしていました。実家の会社に戻るにあたり、会社がこれまで技術を培ってきた工事の分野と、私が取り組んできた設計・デザインの分野が共に高め合い、これまで以上にお客様の求めることに応えられる会社でありたいと考えています。
JCで学んだ事
まずJCの環境について触れたいと思います。私はJCに入会して、サラリーマン時代には出会うことのなかった業種の方や、自分で事業を興している方、自分と同じように家業の後継者の方等、たくさんの方と出会い、JC活動を通じて仲良くなることができています。そういう方々と一緒に事業を構築したり参加したりすることで、人となりや考え方に深く触れることができ、自分にはない考えや発想を密度濃く吸収することができます。また、JC活動を通じてできた仲間や一緒に入会した同期とは、深い信頼が置ける仲になれます。前向きに活動を続けていくことで、そういった仲間がどんどん増えていく、JCとはそんな環境です。

そのような環境の中で、私は2025年度に拡大委員長の職を受けました。2026年度現在は、常任理事という職を受けています。実は2025年度に委員長になる直前と2026年度に常任理事になる直前に、別々の先輩から同じ話を聞かせていただける機会がありました。
「JCの運動は、水面に水滴を落として波紋を広げることに例えられる。」
これは、JCの例会や事業はきっかけづくりで、それを起点として地域や社会に広がってまちやひとを変えていく、ということを分かりやすく説明している言葉です。
委員長として活動していた2025年度は、企業の方や学生の方とお話する機会をたくさん作ってJCの魅力をお伝えしたり、市民の方に喜んでもらえるように一緒に事業を構築したりと、JCという団体の活動の幅を広げられるように一年間本当にがむしゃらに走り抜けました。それは、水面に水滴を落とそうと必死に動いていた、ということだと思います。しかし、2025年度が終わり、2026年度に改めてこの話を聞いた時、昨年度の活動は水面に水滴を落とすことしか意識できておらず、本当に波紋を広げる活動だったのか、という疑問が湧きました。

2026年度現在、私は西宮JCの常任理事と並行して、兵庫ブロック協議会に出向し事業計画に携わっています。兵庫県という大きなエリアで物事を考える時に、常に意識させられるのは「いかに兵庫県下に展開するか。=いかに波紋を広げられるか。」という視点です。中々答えの出ない問題で大変ではありますが、自分の考え方の幅を広げながら活動することができているように感じています。
そして、この「水面に水滴を落として波紋を広げる」という視点は、一見JC活動のための視点のように見えますが、そうではないと私は感じています。JCでの学びは仕事にも活かすべきだと思うのです。私の仕事を例にすると、設計や工事は建物を完成させることを目的にしがちですが、大切なのはお客様が使い始めてからです。普段からそのことに配慮して建物を造っていますが、これまで以上に建物がどのように使われていくのかを意識して考える事で、新たなアイディアが生まれるような気がします。別の例を挙げるなら、ケーキ屋さんがおいしいケーキを作ることだけでなく、買った人がどんな人とどんな場面で食べるのか、その場面を彩るケーキはどんなものだろうかと想像することで作るケーキは変わってくる、ということだと思います。
波紋を広げるためにどうすれば良いかという具体的な答えを持っているわけではないですが、自分自身にとってこれまで意識が低かった視点をJCを通じて意識することができるようになっているように感じます。今後もJC活動を通じて様々な経験をすることで、今はまだ見えていない多くの視点や考えをどんどん吸収していきたいと考えています。















